
保育園にはたくさんの子供がいますよね。その中でも「うちの子だけ怪我が多くない?」「なんでちゃんとみてくれないの!?」と思ってしまう保護者の方も多いはずです。
それが悪いわけではありません。なので今回は保育園で怪我がどうして起こるのかを解説し、その後の対応例もお話しします。
- 怪我が起こる場所
- 起こった後保育士はどうするのか
- 保育園の先生と怪我についてしっかり話そう
怪我が起こる場所
まず怪我が起こる場所について
- 外遊び
- お部屋
- トイレ
- 給食
- 玄関
などが考えられます。ってどこでもか!と思われた方、その通りです。子供ってどこでも怪我をするんです。
外遊びでは木や草で擦り傷を作ったり、ボールが当たって鼻血がでたり、もちろん友達と喧嘩をしてのひっかき傷のようなものなども。お部屋ではおもちゃを投げちゃった、口に入れちゃった、走って滑って何かにぶつかっちゃったなど。
トイレ、給食、玄関先であったとしてもこけた、ぶつかった、喧嘩したなど原因は似たようになってきます。
つまり、場所はさまざまというわけです。現役保育士の私の体感的には1外遊び2お部屋3玄関4給食5トイレの順に怪我が多いですね。やはり子供たちが活発に動くほど怪我は付き物ということです。
怪我って本当に仕方がないんですよ。全く怪我しない遊び、つまりスリル0の遊びって面白くないんですよね。歩いて鬼ごっこするより走ったほうが絶対楽しいですよね。木登りとか高いところ大好きですよね。
危ないことが大好きな子ども達。怪我は付き物と思っておいてください。
しかし、そうでない怪我も実は起こることがあります。保育者の準備した遊びの環境が配慮不足であったり、何かしら違う要因で変わってしまっているときです。このときは保育者の責任でもあります。
どちらも怪我はケガ。保護者にとっては大事なお子さんが怪我した事実には変わりません。
では、そんな怪我が起こったとき保育園はどのような対応をしているのでしょうか?
起こった後保育士はどうするのか

3歳の男の子、いたろうくんがほっぺに傷を作って泣いています。
「いたろうくん、大丈夫?どうしたのその傷!」
きっとまずは心配してくれます。傷の大きさや場所を見ながら手当の仕方を検討します。病院に行くのか、絆創膏などで行けるのか、水洗いだけで大丈夫なのか。
そして手当てしながら状況確認です。
「いたかったね、ほっぺた誰かにガリ(ひっかかれること)されたの?」
怪我をする瞬間を目撃出来ていたら本当は一番いいんですが、保育の現場は非常に流動的で難しい場合がよくあります。そんな時は上のように話せる年齢の子なら根気よく聞きだしていきます。
「わからん」
上手く表現できないことが多いんですよね。それでもパズルのように事実をつなぎ合わせていったり、周りから情報収集をしていきます。
それで怪我をした理由がわかってくると夕方か緊急度に応じてその場で、電話などで伝えていきます。しかしそれでもわからないときはその事実を隠さず保護者に伝え、お子さんのその時とその後の様子を伝え謝罪とともにお子さんに行った処置を説明するはずです。
この時分からないことを濁したり、子供の心配よりも言い訳のようなことを言ってしまうと保護者の不信感につながってしまいますよね?
意外とパニックになるとやってしまう先生もいます。ですがそこで不信感を持って終わってしまうと今後少し話しにくいですよね。なので「別に謝ってほしいんじゃないから状況と子供のその時の様子を教えてほしい」とはっきり言ってもらえたほうがいいかもしれません。
保育園の先生と怪我についてしっかり話そう
最後に、保育園と怪我はセットです。もちろん園側は必要のない怪我が起こらないようにしないといけないですが、それでも起こるのが子供の怪我です。そこで怒って「どういうことなの!」というよりも
何故そんなことが起こったのか、子供は大丈夫なのか、自分の子の非やがあるのかなどしっかり現実を確認し、保育園の先生と共有していきましょう。
コメント