保育士で子供とドッジボールをやってみたい方へ。ドッジボールのルールや子供とどんなふうに始めたらいいか悩んでいませんか?
本記事では下記の内容を解説します。
- ドッジボールのルール(幼児用)
- ドッジボールの仕掛け方
1.ドッジボールのルール(幼児用)
人数は園児の数によります。10人ほどでする場合もあれば40人くらいの大勢ですることも可能です。
それに伴ってコートの大きさも変わります。15人対15人で行う場合は縦10メートル、横6メートルほどです。状況に応じて変えていきましょう。(子供の投げる強さ、身のこなしなどです)
ボールはライトドッジボールがいいと思います。理由としては硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい硬さだからです 。
参考に私がよく使うドッジボールのボールをご紹介します。安価でとても使いやすいですよ。
時間は10分くらいが目安ですね。状況に応じて全滅まで伸ばしてみるのもいいですよ。
ルールとしては
・頭はセーフ
・仲間に当たって他の人にも当たったら二人ともアウト。
・線を越え手足が出たら反則で相手ボール
これくらいでいいです。あまり増やしすぎるのもゲームを面白くなくしてしまいます。
先生の参加の仕方ですが、見ているだけよりも一緒に取り組む事をおすすめしています。
なぜなら遊びが盛り上がるためには先生が必要だからです。特に仕掛けはじめは子供たちも分からないことが多く、なかなかうまくいきません。
そこをうまく楽しんで終わるには保育者の力が不可欠と言えるでしょう。
※公式ルールではなく、あくまで私個人のルールです。しかし子どもとの遊びであり、公式の試合ではない、そして全国優勝を目指すものでもないためそこまで厳しいルールではないと考えています。
2.ドッジボールの仕掛け方
2-1.3歳児期
この時期はドッジボールの導入時期と言えます。
そしてこの時期にやるべきことはドッジボールではありません。では何をすればいいのかというと、まずはボールに触れることです。
おあつまりで子供にボールを見せてあげましょう。そして好きに遊べるようにしましょう。
この時決して「ほら、ドッジボールするよ」というような引っ張り方はやめましょうね。
そうではなくって、あくまで自由に遊べるようにしておきます。「やわらかいな」「弾むんだな」「投げるの面白いな」子供がボールに興味を持ちだしたらチャンスです。
そこで始める遊びが「転がしドッジ」です。
3歳の時期はじっくりこの遊びを極めましょうね。
2-2.4歳児期
4歳になってきたらようやく本格的に「ドッジボール」を仕掛けていきましょう。
けれどもまずは上手な子ややる気満々な子を中心に少しずつ始まっていきます。
まだまだ投げる力もなく、遠くに飛ばせないのでコートの大きさは少し狭いほうが良いですね。
そしてあまり細かいルールは気にせずに楽しむことを目指していきましょう。
毎日取り組んでいく中で上手な子が注目されたり練習する子が出てきたりとどんどん盛り上がっていくと思います。
盛り上げて盛り上げて、参加する子をどんどん増やしていきましょう。そして時には全員でドッジボールをする機会も作っていきます。
一年間根気よく続けることでドッジボールの楽しみ方がよりよくなっていくのでお楽しみに。
2-3.5歳児期
最後に年長児になってからです。ここまでくるとほとんどの子供がルールは覚えているので「おーいドッジボールしよー」という一声でドッジボールを始めることが出来ます。
そしてここからはどうすれば早く投げられるか、上手に取れるのか、パスはどんな風にすればいいのか、など一歩進んでドッジボールを楽しめます。
そして応用編として、ボール2個でドッジボールをおこなったり、王様ドッジボールをしたり、ドッジビーをしてみるのも楽しいですよ。
最後に、遊ぶときに気を付けておきたいことです。ドッジボールはあくまで楽しい「遊び」です。
得意な子、苦手な子などいるわけで、上手な子をほめるのではなく苦手でも頑張っている姿をしっかりと認め、周りと比べるのではなくその子自身の成長を見ていき一緒に喜びや嬉しさを共有していきましょう。
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