ドッジボールの導入に使う転がしドッジボール、どんなふうにすればいいんだろう、どんなふうに仕掛ければいいんだろう、と悩んでる方へ
本記事では下記の内容をお伝えします。
- 転がしドッジボールのルール
- 転がしドッジボールをするとどうなるのか
1.転がしドッジボールのルール
転がしドッジボールとはドッジボールの導入で使っていく遊びの1つです。
円を書いて外と中に分かれます。外の人がボールを転がし中の人はそれを避け続ける遊びです。とても簡単ですね。
そしてこの転がしドッジボールは遊びとしてもとても魅力的なモノなんです。
そんな転がしドッジボールのルールをまずはご説明しますね。
・円を書いて中と外に分かれます(外は2人から4人ほどで十分です)
・外の人は投げることは禁止で転がします
・中の人はボールに触れるとアウトです
・全滅するか制限時間いっぱいまで中の人が逃げ切ると終了です
ルールはこれだけとなります。
非常に簡単です。3歳児でも仕掛け始めは混乱しますがすぐにできるようになります。
おそらく一週間も取り組めばルールの指摘に追われることはなくなります。
ルール説明では実際にボールを使ってやってみせるのがいいですよ。
なぜなら3歳児はまだまだ言葉で教えるだけでは足りず、視覚的な面での補助が必要ですので。
そしてあまりくどくどせずに、一度やってみましょう。
できなくて当然。うまくいけばラッキーと思いながらやれば気が楽ですよ。教えて一発目で全員がルールを覚えられませんからね。
あまり怒らずたのしみましょう。楽しく楽しく楽しく終わりましょう!
2.転がしドッジボールをするとどうなるのか
そんな楽しい転がしドッジボール。取り組んでいくとどうなるのか解説します。
まず、転がしドッジボールを続けると避ける力がつきます。円の中ではボールに触れることはできませんので避けるしかありませんから。
子供たちってギリギリが好きなんですよね。だから転がしドッジボールでもギリッギリに避けます。そしてすぐに当たります。
そんなことを繰り返していくとどれくらい足をあげれば当たらないかな、どのくらい横に動けばぶつからないかな、と空間認識できるようになっていきます。
これは鬼ごっこでの距離感覚やお友達やモノとぶつかる頻度を減らすことができます。
すごい能力が身につきますよね。
そして、遊び込んでいくと外をやりたい子供出てきます。そうすると投げる練習もとい転がす練習をします。
この転がすという行為も大事なんです。
転がすにはボールをぐっと押す必要があります。早く転がしたいほど力強く押します。
つまり指の力がついていきます。また転がってきたボールを予測してうまく捕球してまた投げてという繰り返しもできるようになっていきます。
ちなみにここで叱られすぎると諦めて止める場合もあるので先生たちも楽しんで取り組むことは続けていきましょう。
転がす力、捕球する力を鍛えていくことで自然とドッジボールでの捕る、投げるといった動作につながっていきます。
つまり、これらがドッジボールに必要な力となるわけです。
避ける力と捕る力、そして投げる力これらはドッジボールに欠かせない力です。
転がしドッジボールは4歳5歳になっても楽しめます。
そして仕掛け方によっては(ボールを増やしたり、中に先生が入ったり、円や大きさを変えるなど)いくらでも夢中になれる遊びなのでどんどん遊び込みましょう。
その頃にはみんなボールに興味津々なので転がしドッジボールにとどまらずに誰でもボールで好きに遊べる環境もあるといいでしょう。
このようにドッジボールの導入に持ってこいとなっています。
転がすだけなのに奥が深い、そんな転がしドッジボールを毎日取り組んでいきましょう。
子供たちと楽しい転がしドッジボールライフを送ってくださいね。
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